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レジオネラ属菌不検出でも油断は禁物

お元気様です。
昨日は【春の嵐】で風が強かったですが、それ以上に驚きだったのは、暑さですね…。
関東では【真夏日】のところもあったようで…。
4月といえど熱中症に注意しましょう!

さて、今回お伝えするのは、

「レジオネラ属菌不検出」は「レジオネラ属菌が存在しない」というわけではないということです。

浴槽水では、「レジオネラ属菌は 10CFU/100mL 未満であること」とされていますが、
これは現行の検査法では浴槽水からレジオネラ属菌が検出されてはいけない(不検出)ということを意味しています。

しかしながら、レジオネラ属菌は6時間で分裂し、2倍になります。
レジオネラ属菌の増殖にいい環境になったと仮定した場合、検査時に「不検出」レベルである 5CFU/100mL でも 
6時間後には検出レベルである 10CFU/100mL に増殖し、1週間後には 約13億CFU/100mL に増殖します。

通常、レジオネラ検査の結果が手元に届くのは、2週間程度かかりますので、
検査したころ「浴槽水のレジオネラ属菌が不検出であった」という検査結果は、
現在の浴槽中のレジオネラ属菌汚染の程度を保証するものではありません。

1ヶ月前の検査では浴槽水のレジオネラ属菌が不検出であった入浴施設で、
レジオネラ症が発生しても何も不思議なことではないのです。
ですので、日々の「レジオネラ属菌が検出されない衛生管理」が重要です。

 

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