アリスの部屋
水質検査の検査方法について
お元気様です!
もう11月も中旬になりました。山もめっきり秋模様になってきて過ごしやすい季節になりましたね。
先週天気が気持ち良かったので、熱海にある姫の沢公園に体を動かしに行ってきました!
木々が赤く色づき始め、歩道には枯葉が落ちていました。
枯葉を踏んで歩く音がとっても懐かしい気持ちにさせてくれました。
冬が始まる前に皆さんもハイキングなどを楽しんでみてはいかがでしょうか。
さて、今回は水質検査の検査方法についてご紹介いたします。
検査には、一般的には「培養法」と「迅速法(PCR法、LAMP法など)」が用いられています。
〈培養法〉
検体を7日間、培養し、レジオネラ属菌を検出する方法です。
この検査方法のメリットは、生菌(生きている菌)を検出することから、
精度の高い検査ができるということです。
一方のデメリットは、検体を培養する必要があるため、結果が出るまでに5~10日ほどかかることです。
弊社はこの検査方法で検査をしています!!
〈迅速法(PCR法、LAMP法など)〉
検体(濃縮検水)から、レジオネラ遺伝子を検出する方法です。
この検査方法のメリットは、わずか1日(数時間)で結果が出ることです。
例えば、レジオネラ属菌が発生し営業を停止していた施設が早期に営業を再開したい場合、
汚染洗浄後の再検査に用いることで培養法よりも1週間以上早く営業を再開できる場合もあります。
一方のデメリットは、死菌の遺伝子も検出してしまうため、
培養法による検出結果との差異が生じてしまうことです(近年では生菌のみを判別する方法も提供されています)。
以上、今回はレジオネラ属菌検査に関する基本的な内容をお話しさせていただきました。
レジオネラ属菌検査を含めた水質検査の実施は義務です。
これを怠れば、レジオネラ症患者を発生させるという取り返しのつかない惨事を引き起こしてしまうかもしれません。
そのような事態を避けるためにも、貴社の施設を安心安全に保つためにも、法令を遵守した定期的な検査をお願いいたします。
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