アリスの部屋
ろ材に使われる麦飯石は衛生管理が難しい!
お元気さまです!
パキスタン北東部で24日に地震が発生しました。
被災地では道路が激しく損壊し、建物が倒壊する被害が出ているそうです。
日本でも台風18号が接近しています。
台風の接近に伴って、沖縄地方ではあすの夕方から夜にかけて猛烈な風が吹き、
海上では昼過ぎから猛烈なしけとなるそうです。
みなさまお気を付けください。
さて、本題です。
今回は、「麦飯石」について紹介します。
麦飯石は無数の微細な孔がある岩石で、この孔がカルキや臭い、雑菌を吸着するため
ろ過材としてろ過装置に入れて使われるものです。
厚生労働省のホームページでは
「循環式浴槽では水温が高く、レジオネラ属菌などの病原微生物もろ材で繁殖しやすいため、
ろ過装置が浴槽水へのレジオネラ属菌の供給源となるおそれがあります。
ろ材に直径10~20mm以上の大きな石を使用している場合は、隙間に生物膜を形成しやすいので徹底した洗浄と消毒が必要です。」
とされています。
衛生管理の方法は、
1、定期的に石の表面を洗浄・消毒すること。
2、定期的に浴槽水の水質検査を行い、レジオネラ属菌がいないことを確認すること。
3、浴槽水の残留塩素濃度を常に0.4mg/lに保つこと。
この3点を守ることが必要です。
石にぬめりがつかないようにするには、2,3日に1回石をブラシで清掃して消毒用の塩素液につけるぐらいの管理が望ましいようで、
それが出来ないようならば石の使用は見合わせた方が良いかも知れません。
日ごろの施設管理を徹底しましょう!!