アリスの部屋
被災地におけるレジオネラ症について
お元気様です!
昨日は即位礼正殿の儀がおこなわれました。
これは、天皇陛下が御即位を公に宣明され、その御即位を内外の代表がお祝いする儀式です。
「即位の礼」は憲法で定める国事行為として5つの儀式が行われるそうです。
昨日の即位礼正殿の儀をテレビで観て、やっと平成から令和に変わったんだなぁと実感する
事ができました。
さて、今回は被災におけるレジオネラ症についてです。
レジオネラ症は通常レジオネラ属菌を含んだエアロゾルを吸うことで発症しますが、溺水した
場合でも発症することがあるので、津波や濁流に流された後肺炎になった場合はレジオネラ症を疑う
必要があります。
レジオネラ症は湿度と温度の高い7月に多く報告されますが、寒い季節でも環境水や
土壌中に菌は生息しています。津波や濁流には、レジオネラ属菌を含んだ土壌や
環境水が取り込まれていることが考えられます。
インド洋大津波の被災者の感染症では、肺炎が予想外に多かったそうです。
その治療にはレジオネラ肺炎の治療に有効な抗菌剤が効いたそうなので、
もしかしたら肺炎患者の中にはレジオネラ症を発症していた人もいた可能性がありますね。
今回の台風19号では、多くに地域で浸水の影響で泥水の被害がありました。
先週のブログにも書きましたが、避難生活で体力が低下してくると、レジオネラ症の発症リスク
が高まります。
被災後の予防策として、やむをえず消毒していない環境水を使用する場合、シャワーはエアロゾルを
発生するので、利用しないようにしましょう。
災害対策上の放水にも近づかないようにしましょう。
マスクをつける事を忘れずに!