アリスの部屋
温泉施設をレジネラ属菌から守るための管理ポイント
お元気様です!
昨日は大阪マラソンでしたね(*’ω’*)
今回の大阪マラソンは大阪城がゴールの新コースでした。
ランナー約3万人が大阪市内を駆け抜けました。
私も一度は走ってみたいなー、と思います。
雨の月曜日ですが、今週も頑張りましょう(‘ω’)ノ
さて、本題です。
今回は「温泉施設をレジオネラ属菌から守るための管理ポイント」を改めて一部、ご紹介致します。
a.日常の運営
・浴槽水の残留塩素濃度測定記録の保管(測定は1~2時間おきに行います)
・ヘアキャッチャーの清掃(1日1回は行います)
・給水・給湯カランなどの残留塩素濃度測定記録の保管(1日1回)
・次亜塩素酸ナトリウムなど消毒剤の補充
・バイブラ装置や受水槽の空気取り入れ口のフィルターの清掃
・営業が終了した後も塩素注入と、ろ過器の運転を1~2時間継続し、水質改善を図るようにしたほうがよいでしょう。
b.定期的な清掃・消毒
ろ過循環配管・ろ過器・オーバーフロー回収槽の清掃は、換水の都度行います。
消毒は「公衆浴場における衛生等管理要領」にそって、週に1回は行います。
・貯湯槽…年に2回程度(開放式は月1回程度)
・受水槽…年に2~4回
c.水質検査
「公衆浴場における水質基準等に関する指針」において、毎日完全換水型は年1回以上、
連日使用型は年2回以上(塩素消毒でない場合は年4回以上)で次の項目の検査が定められていますが、
毎日の管理や定期的な消毒の確認の意味から、月1~2回は行いたいものです。
[検査項目]
<浴槽水>
①濁度(5度以下)
②過マンガン酸カリ消費量(25mg/L以下)
③大腸菌群(1個以下)
④レジオネラ属菌(検出されないこと=10CFU/100mL未満)
<原湯・原水・上がり湯および上り用水>
①色度(5度以下)
②濁度(2度以下)
③水素イオン濃度(pH値5.8~8.6)
④過マンガン酸カリ消費量(10mg/L以下)
⑤大腸菌群(検出されないこと)
⑥レジオネラ属菌(検出されないこと=10CFU/100mL未満)
お客様の安心安全のために、施設管理を徹底しましょう!!