アリスの部屋
レジオネラ症~家庭での予防について~
お元気さまです!
厚生労働省が新型コロナウイルスに伴う経済対策の一つである、雇用調整助成金の申請手続きを簡素化し、支給までの期間を1か月を目指す方針を示しました。
また、病院では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、オンライン診療や電話での診療の実施をしやすくするために政府が規制を緩和しましたが、実際に実施する病院は15%の38病院で導入を検討する病院は少数とのことです。
オンライン診療は便利ですが、環境整備など実施するためには課題が多いようです。
さて、本題です。
今回は「家庭でのレジオネラ症予防」についてお話します。
「レジオネラ症」
この病気は健康な人もかかりますが、幼児やお年寄り、あるいは他の病気などにより体の抵抗力が低下している人に発病のおそれが強いといわれています。
「レジオネラ症」は、レジオネラ属菌に汚染された目に見えないほど細かい水滴(エアロゾル)を吸い込むことで感染します。
人から人への感染はありません。
レジオネラ属菌は自然界に広く存在しており、私たちの周辺から完全に取り除くことは困難です。
レジオネラ症を予防するためには、感染源でのレジオネラ属菌の増殖を防ぐことが重要です。
家庭では風呂(ジェットバスなど)、加湿器などでエアロゾルが発生するため、次のことに注意しましょう。
<風呂>
毎日お湯を入れ換えている場合は問題ありませんが、お湯を循環ろ過して長期間使用する、いわゆる24時間風呂の場合はレジオネラ属菌が増殖する可能性があります。
お風呂のお湯は適宜取り換え、浴槽の清掃を行うなど清潔に保ちましょう。
さらに、浴槽水のシャワーへの使用も避けましょう。
また、浴槽に入る前には、体の汚れを落としてから入るようにしましょう。
<加湿器>
以前お話ししたとおり、加湿器の水を溜めておくタンクの管理が悪いとレジオネラ属菌が増殖することがあります。
水はこまめに取り換え、使用する水も水道水など衛生的な水を使用しましょう。
また、定期的にノズルの清掃やタンクの洗浄を行い、加湿器を使用しない期間は水を抜いてきれいにしておきましょう。
家庭でも予防をしっかりしましょう!!