アリスの部屋
高齢者施設の入浴設備もレジオネラ対策が必要です!
お元気様です!
秋の4連休が終わりました。
この連休中、各地の行楽地では新型コロナの感染が拡大する前の頃のような人出が戻っていますが、
携帯電話の位置情報を使った調査でも、人の流れが先月のお盆休みの連休に比べ大幅に増えていることがわかったそうです。
各地の人出の様子を見ると心配な面もありますが、感染防止に何をしたらよいかがだんだん分かってきたところで、
経済と感染対策の両立に知恵を絞り、ウイズコロナ時代を上手に乗り超えたいものです。
さて、今回は高齢者施設のレジオネラ対策です。
レジオネラ属菌は抵抗力が弱い人ほど感染しやすいため、社会福祉施設等高齢者などが利
用する入浴設備では特に注意が必要です。
社会福祉施設の入浴設備は、循環型と入れ換え型の大きく2つに分類されます。循環型
は、レジオネラ症の予防対策が必要です。
まずは、あなたの施設の設備がどちらに該当するかを確認しましょう。
①循環型浴槽
浴槽水をポンプで循環させながら、ろ過や加温(保温)をする方式で、設備の運転中
は常に入浴に適した温度等が保たれる浴槽です。一般に「24時間風呂」と呼ばれるこ
ともあります。
なお、この他にろ過器がない加温するだけの浴槽や、加温装置がないろ過器だけの浴
槽もありますが、浴槽水を循環させるタイプであればすべてほぼ同様の管理が必要です。
【見分けるポイント】
・浴槽に浴槽水を循環させるための吸い込み口と吐き出し口がある。
・循環ポンプ及びろ過器が設置されている。
・清掃時等を除き、常に入浴できる状態になっている。
②循環型機械浴槽について
リフト等の機能が付いた浴槽やストレッチャー式、チェア式の浴槽は、機械浴槽と呼ば
れています。循環型機械浴槽には、浴槽内で循環する方式や浴槽とは別に補助水槽などを
設けて循環するものがあるため、方式が分からない場合はメーカー等に確認してください。
③循環給湯シャワー
貯湯槽、ポンプがあり、お湯を常時循環させている給湯設備で、シャワーに使用してい
るものです。
東京都福祉保健局「社会福祉施設等のレジオネラ症予防対策
~循環型入浴設備の自主管理マニュアル 10 のポイント~ 」より
高齢者施設のレジオネラ対策は、まだまだ認知が進んでいない状態と言わざるを得ません。
適切な対策と検査で、施設利用者様の命を守りましょう!
東工業では
レジオネラ属菌検査 税込5,500円
浴槽水4項目検査 税込7,150円
原水等6項目検査 税込7,700円
安く・早く・正確にをモットーに行っております。