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レジオネラ属菌がが検出されないような衛生管理の徹底を!

レジオネラ属菌が検出されないような衛生管理の徹底を!!

 

 温泉、公衆浴場などの浴槽水は、循環方法やろ過方法などが施設によって異なりますし、これまでの維持管理の程度によって循環系のよごれの程度は千差万別です。

一般的なレジオネラ属菌対策を柱にしにて個々の施設にあった衛生管理方法を、施設の管理者自らが模索し、作り上げなければなりません。そのための有用な情報を与えてくれるのが、浴槽水のレジオネラ検査の結果です。

「公衆浴場における水質基準等に関する指針」(平成12年12月15日)により浴槽水では「レジオネラ属菌は10CFU/100mL未満であること」とされました。
これは現行の検査法では浴槽水からレジオネラ属菌が検出されてはいけない(不検出)ということを意味しています。しかし、「不検出」を「存在しない(生息していない)」と勘違いしてはいけません。
レジオネラ属菌は6時間で分裂し、2倍になります。検査時に「不検出」レベルである5 CFU/100mLでも6時間後には検出レベルである10CFU/100mLに増殖し、1週間後には約13億CFU/100mLに増殖します。
 通常、レジオネラ検査の結果が手元に届くのには、2週間程度かかりますので、検査したころ「浴槽水のレジオネラ属菌が不検出であった」という検査結果は、現在の浴槽水中のレジオネラ属菌汚染の程度を保証するものではありません。1カ月前の検査では浴槽水のレジオネラ属菌が不検出であった入浴施設で、レジオネラ症が発生しても何も不思議なことではありません。
 つまり、レジオネラ症を防止するということではなくて、「浴槽水のレジオネラ属菌が検出されないような衛生管理をしなさい」ということになります。
レジオネラ属菌は単なる衛生管理の指標菌のひとつにすぎず、そういう意味では大腸菌群と同じなのです。ただ、衛生管理が悪いと人に致死性の肺炎を引き起こす原因菌にもなるので、大きな社会問題となっています。指針の正しい理解に基づけば、レジオネラ検査のための採水場所と時期はおのずと決まってきます。
 浴槽水が均一に流れる代表的な場所で、施設利用者の多い時期(レジオネラ属菌の増殖しやすい時期)や換水直前(レジオネラ属菌汚染が最も発見されやすい時期)がよいと考えられます。浴槽水のレジオネラ検査を頻回に行い、施設の衛生管理が上手くいっているかの確認は大切です。
 

 

 

 

 レジオネラ属菌検査 税込み5,500円

 浴槽水4項目検査   税込7,700円

 原水等6項目検査   税込8,250円

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