アリスの部屋
2022年のレジオネラ感染者数・【営業再開時の衛生管理のポイント】
お元気さまです!!
国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報(IDWR速報データ)によると、
2022年 52週まで(2022.1.3 ~ 2023.1.1)に報告されたレジオネラ症感染者数は、
2,129名 との事です。
2021年の感染者数は 2112名ですので前年比プラス0.8%と微増です。
年別報告数で最高だったのが、2019年の2314名で、2020年からコロナの影響で感染者数が下がった状態になっています。
今年は行動制限がなく、全国旅行支援などが行われ、旅行者の増加が期待されます。
半面、しばらく休業していた温浴施設の再開で、衛生管理の不足が原因のレジオネラ症の発生が予測されます。
【営業再開時の衛生管理のポイント】は以下の通りです。
「水がもったいない」より安全第一
・水を長期間使用していないと貯水槽内の水は滞留し残留塩素が消失します。
・レジオネラ属菌等の微生物は通気管から侵入し、塩素が無いと貯水槽の中で増殖します。
・貯水槽の水を捨てるのは「もったいない」けれど、新しい水に全部取り替えましょう。
・水を入れ替えたら、蛇口を開けて配管内の水も排出しましょう。
・上記は、貯湯槽も同じで、貯湯槽は貯水槽よりも細菌類が増えやすいので、さらなる注意が必要です。
<作業手順>
1.貯水槽に新しい水を供給する。
2.満水になったら、給水ポンプを始動して給水管に水を送る。
3.貯水槽に近い蛇口から順に水を流す。
4.末端水栓で貯水槽と同じ位の残留塩素が確認できれば大丈夫!
5.貯湯槽も同じ手順を行う。
6.蛇口やシャワー水栓にごみが詰まるので、ストレーナーを取り外して清掃する。
(NPO入浴施設衛生管理推進協議会 WEBセミナー(6月15日)より)
安全にお客様をお迎えしましょう!
東工業は、迅速なレジオネラ検査で施設管理の皆様をお支えします!
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