アリスの部屋
★レジオネラ属菌のお話★~Part2~
お元気さまです!!
前回に引き続きレジオネラ属菌感染などの疑問をお話しします。
①掛け流し温泉施設のレジオネラ属菌対策について
掛け流し温泉施設には様々な構造があり、レジオネラ属菌が定着・増殖しやすい施設も見受けられる。
厚生労働科学研究の調査では、掛け流し温泉施設においても浴槽や貯湯槽、配管その他の設備の生物膜の
除去がレジオネラ対策として最も重要であることが示されています。循環式浴槽に準じて施設・設備の清
掃・消毒を行うとともに、必要に応じて塩素系消毒剤等により浴槽水を常時消毒することが推奨され
ます。
②浴槽水中にどのくらいの菌数のレジオネラ属菌がいると患者が発生するか
レジオネラ属菌の患者由来株と入浴施設由来株が一致した疫学的に確かな事例の浴槽水中の菌数は90~
4,700CFU/100mLであったという報告があります。また、溺水の場合には少量の菌でも感染すること
があるので、溺水後に体調が悪くなればすぐに診察を受けてください。
適切な消毒がなされていない場合、レジオネラ属菌は4~6時間で倍増します。患者の発生を防止する
ためには、現在の管理基準(検出されないこと、10CFU/100mL未満)を厳守することが重要です。
③浴槽や貯湯槽等の清掃時の注意事項について
清掃時にエアロゾルが発生するため、清掃者の一般的な感染予防対策として、手袋や密封性の高いマス
クの着用が推奨されます。高圧洗浄機の使用の際には消毒された水を使用します。
(厚生労働省のHP「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」参照
https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000577571.pdf
レジオネラ属菌検査 税込み5,500円
浴槽水4項目検査 税込7,700円
原水等6項目検査 税込8,250円
安く・早く・正確にをモットーに行っております。