ミスト発生装置にもレジオネラ対策が必要！

お元気様です！

近年、夏の暑さ対策として、ミスト（微細な水の粒）を発生する装置が広く
活用されています。
ミスト発生装置の管理が不十分な場合、細菌に汚染されたミストによる感染症等の
原因となるおそれがあります。適切に管理しましょう。

「ミスト発生装置とは？

ミスト（微細ミスト、ドライ型ミスト）と呼ばれる微細な水の粒を、ノズルから大気中
へ噴霧し、人工的な霧を発生させる装置です。水が液体から気体に変わる際、周辺から熱
を奪う気化熱を利用して、周辺の気温を下げることができます。
副次的な効果として、視覚的にも涼しげな印象を与える効果もあり、夏の暑さ対策とし
て活用されています。

ミスト発生装置を設置する時の留意点は？

ミスト発生装置は、人との距離が近いため、噴霧されたミストが口に入ったり、吸引し
たりする可能性があります。
そのため、使用する水の選定やミスト発生装置の維持管理が適切に行われない場合には、
利用者の健康への影響が懸念されます。
ミスト発生装置に使用する水について、法令の規定はありませんが、上記のように人の
口や鼻から体内に取り込まれることもあるため、水質の安全性を確保する（飲料水の水質
基準に適合している）必要があります。

＊ ミスト発生装置に使用する水の留意点
・飲用に適する水（塩素を除去していない水道水）を使用しましょう。
・井戸水や工業用水の使用はやめましょう。
・給水タンクに長時間貯留した水の使用はやめましょう。
（装置・設備内に１日以上滞留した水は、排水してから使用しましょう。）

維持管理が適切に行われない状態でミスト発生装置を使用する場合、給水タンク内等に
レジオネラ属菌が増殖している可能性があり、注意が必要です。
レジオネラ属菌に汚染された水がミストとなって体内に取り込まれた場合、健康に影響
を及ぼす恐れがあります。」東京都産業労働局HPより

今後、温浴施設と同じような管理が必要になるのではないかと思います。

重大事故が起きる前に対策が求められるところです。

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