アリスの部屋
公衆浴場の衛生管理要領が改正されました
お元気様です!
10月31日未明に沖縄の首里城で火災があり、主要施設が全焼してしまいました。
首里城は27年前に復元されたお城でしたが、2000年に世界遺産に認定され、
沖縄サミットで夕食会に使用された事でも話題になりました。
沖縄を象徴する建築物だっただけに、とても衝撃が大きかったです。
日本には木造の世界遺産が、まだたくさんあります。
この「宝」を火災からどう守るか早急に対応を考える必要があると
思います。
さて、今日のお話は「公衆浴場における衛生管理要領の改正」についてです。
これは令和元年9月19日付けで厚生労働省より通知されました。
主な改正は3つです。その3つをここであげておきます。
1.有機物検査: 旧 ①過マンガン酸カリ消費量
新 ①過マンガン酸カリ消費量 ②有機物(TOCの量)
お風呂がどれくらい汚れているかを調べる検査です。
この検査方法の① ②のどちらかで検査してください。
2. 原湯等の検査 旧 大腸菌群
新 大腸菌
検査が大腸菌群から大腸菌とせばまりました。
3. 浴槽の消毒 旧 0.2または0.4mg/l程度に保ち1.0mg/lを超えない事
新 0.4mg/lを保ち1.0mg/lを超えない事 モノクロラミンの規定追加
0.2mg/lの濃度ではレジオネラ属菌が死滅しない事が以前から
言われていました。
アルカリ性の温泉では塩素系の薬剤が効かないためモノクロラミン
消毒が追加されました。
以上改定内容を頭に入れて、お風呂の衛生管理に努めていただきたいと
思います。
よろしくお願い致します。
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