アリスの部屋
アルカリ性の温泉水で塩素消毒が低下するのはどうして?
お元気様です!
昨日は、竹内涼真さん主演の日曜劇場「テセウスの船」の最終回が放送されました。
原作とはまた別のラストに驚きの声が集まっていますね!
また、昨日は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために自粛を求めていた、「K-1」の大規模なイベントが予定通り開催されましたね。
主催者側は、対策として来場者にマスクを配り、チケットの半券に住所や電話番号を記入してもらって、感染者が出た場合には追跡調査を行えるようにするとして開催したそうです。
新型コロナウイルスは岡山でも初めて感染者が確認されました。
引き続きコロナウイルス対策をしていきましょう(‘ω’)ノ
さて、本題です。
本日は「アルカリ性の温泉水で塩素消毒が低下するのはなぜ?」をお話します。
pHによる、塩素系薬剤の消毒効果は、殺菌力の強い次亜塩素酸(HOCL)と
殺菌力の弱い次亜塩素酸イオン(OCL̠⁻)の比率によって違ってきます。
次亜塩素酸イオンは次亜塩素酸の1/100程度の殺菌力しかありません。
pH6.0あたりでは約97%が次亜塩素酸で占められていますが、pH7.5では50%pH9.0では3.1%と激減してしまいます。
このためアルカリ性の温泉水では、塩素系薬剤の効果が低下するのです。
したがって、アルカリ性の風呂には、次亜塩素計の薬剤ではなく別の薬剤が向いています。
単純にアルカリ性だけのお風呂でしたら(アンモニアが多い・硫黄が多い等を除く)モノクロラミン消毒・臭素系・銀イオン系・カチオン性ポリマー系・第四級塩混合薬剤系・酸化剤系の薬剤が効き目があるようです。
ちょっと難しくてすみません。。。(;_:)
厚生労働省が塩素での消毒を推奨しておりますが、お風呂の性質によっては効き目がないということを知っておいていただきたいと思います。
施設管理を徹底しましょう!!