アリスの部屋
かけ流し方式のお風呂は衛生的という誤解!
お元気様です!
6月1日各地で2カ月遅れの入学式が行われたところもありますね。
新入生のみなさん、おめでとうございます!
また、新型コロナウイルス感染症の収束を願い、
札幌市や横浜市など各地で花火が一斉に打ち上げられたそうです。
「悪疫退散」を祈願し、「チアアップ!花火プロジェクト」を花火業者の有志が企画したそうです。
コロナで疲弊する人々の笑顔が少しでも取り戻せたら素敵ですね。
さてさて今回は、「かけ流し方式のお風呂は衛生的」という誤解!
について触れてみたいと思います。
最近では、浴槽水を循環ろ過殺菌などで処理をするのが一般的になりました。
しかし、その管理が十分に行われていないために、
レジオネラ属菌などによる汚染が大きな問題となっています。
その時に、循環ろ過殺菌は好ましくないことがわかってきて、
昔からのかけ流し方式(オーバーフロー方式)が復活する傾向にあります。
しかし、日本の温泉がかけ流し方式であった頃の浴槽の汚染状態を調べてみると、
現在と比べて細菌数が多く、以前はかなりの温泉が汚れていたことがわかります。
かけ流し方式であっても、毎日お湯を抜き塩素剤で消毒するなどの適正な管理が必須なのです。
掛け流し方式は循環方式と違い配管によどみが出来にくく(よどみがレジオネラ属菌の住み家になる)
お湯が常時流れているので、衛生的に感じられますよね。
そのため清掃の頻度が下がり、ぬめりが発生します。
このぬめりの中でレジオネラ属菌が増殖するのです。
また、塩素消毒をしても常にお湯が流れ出ているので、塩素が薄まり十分な濃度にならないのです。
お分かりいただけたでしょうか?
かけ流しのお風呂のレジオネラ属菌検査も東工業にお任せください!