アリスの部屋
温泉などで相次ぐ”レジオネラ菌”感染…追い炊き機能に要注意?
お元気さまです!!
記録的な早さで梅雨が終わり、暑くなりましたね。
6月20日の日テレの全国ニュースで「レジオネラ菌」のことが解説されました。
入浴施設などで「レジオネラ菌」への感染が相次いでいます。肺炎などを引き起こし、最悪の場合、死に至ることもあります。特に夏に増える傾向があるため、注意が必要です。
ということで、10分近く時間を割いて詳しい説明がなされていました。
■患者は年々増加…夏から秋に報告数多く
レジオネラ症の患者は、年々増えています。 検査法の開発や普及で発見されることが多くなったことも、患者数増加の一因の可能性がありますが、2005年には281人だった患者が2019年には2316人にまで増加しています。新型コロナウイルス流行以降はやや減少しているように見えますが、受診控えなどが影響した可能性もあるということです。
報告数が多い時期もはっきりしており、夏から秋です。特に7月と9月に増えるということです。
厚労省などによると「温泉への入浴や旅行に関連してみられることがある」ということです。つまり、どこかへ旅行に行き、風呂に入りくつろいだ時に感染することへの注意が必要だというわけです。
■家庭でも要注意
シャワー・マット…盲点は 家庭でも注意が必要です。
医療法人自靖会の水之江義充理事によると、家庭でよくみられるのは、風呂場などの水分が多いところです。“ぬめり”があるところは細菌の集団とも呼ばれるそうで、多くのレジオネラ菌が棲みついているということです。ぬめりに対しては、次亜塩素酸を含む漂白剤やアルコールなどで洗浄・消毒を行うといいそうです。
厚労省によると、レジオネラ菌は60℃以上で5分熱しても殺菌できるということですが、現実的には難しいです。予防するために、家庭ではどこに気をつけるべきか、レジオネラ菌の対策を専門に清掃などを手がける会社に聞きました。
とにかく要注意なのは、追い炊き機能のある風呂で、閉ざされた空間を湯が循環し、レジオネラ菌にとって適温という環境です。1日使ったお湯を2日目、3日目も追い炊きして使うと、菌が増殖するリスクが高まっていきます。風呂の湯の中にある私たちの皮脂やあかなどは菌の栄養になるということで、菌がすごしやすい空間です。 さらに、追い炊き機能のある風呂の配管内にはぬめりが生じやすく、一旦ぬめりが発生すると除去しにくいです。最大の予防は「毎日お湯を取りかえること」だと、指摘しています。
家庭内の盲点3つを紹介します。
(1)シャワー
シャワーヘッドの中や管の中にたまっている湯ですが、何日かたつと菌が増殖する恐れがあります。夏休み、旅行に行く人も多いと思います。宿泊先に入った時、何日かシャワーを使っていないと思われる場合は、数分間、湯を流してからシャワーをあびます。数日間留守にした自宅に戻った時も、同じです。
(2)浴槽マット 浴槽の中に高齢者などの転倒を防止するゴム製のマットを敷いている人もいると思います。風呂の湯を毎日取りかえても、浴槽に沈めているマットの裏と浴槽の間に残った水分が要注意です。必ずマットも洗って干して乾燥させます。
(3)子供用プール つい「あしたも遊ぶから」と2日、3日と同じ水を使いかねないですが、遊んだら水を捨てて、よく洗って乾燥させます。
◇ 水道代も決して安くないですし、エコという意味でも水は有効に使おうと思いがちですが、夏はどうしてもぬめりが発生しやすいです。小さい子供や高齢者のいる家庭は特に注意してください。 (2022年6月20日「news every.」より)
とのことです。
かなり詳しい内容で、関心の高さが伺えました。
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