レジオネラ症集団感染の原因は？

みなさま　お元気さまです！

平成 29 年 3 月に三原市内の公衆浴場施設において発生したレジオネラ症の集団感染事例について，

平成31年3月に三原市のレジオネラ症集団感染対策検討委員会より 報告書が発表されました。

この集団感染は，最終的な患者数が 58 名，うち１名の方が亡くなられるという大規模な集団感染事例となりました。

原因の推定で次のような報告がありました。

【衛生管理上，施設・設備上の要因】
○浴槽水の塩素濃度管理が不十分であったこと。
○浴槽水の完全換水の頻度が不十分であったこと。
○ジェット水流用循環配管内の水が完全排水されていなかったこと。
○浴槽及びオーバーフロー回収桝の清掃・消毒が不十分であったこと。
○浴槽内のジェット水流用吸水桝内の完全排水及び清掃・消毒がされてなかったこと。
○オーバーフロー回収槽の清掃・消毒が不十分であったこと。
○ろ過循環配管及びジェット水流用循環配管の消毒が不十分であったこと。
○集毛器の清掃・消毒が不十分であったこと。
○浴槽内にタイル剥離，ひび割れ，ジェット水流用装置設置面の隙間等があり，菌が付着しやすい状況であったこと。
○浴槽内に温度センサー，用途不明な配管など清掃が困難な箇所があったこと。
○配管洗浄が 10 年程度未実施であったこと。

【衛生管理体制上の要因】
○適切な衛生管理を行うためのマニュアルが作成されていなかったこと。
○衛生管理実施記録が不正確かつ不十分であったこと。
○衛生管理実施状況のチェック体制が不十分であったこと。
○衛生管理に従事する人員の配置が不十分であったこと

やはり、日ごろの管理が重要ですね。

弊社は専門のスタッフが受付から検査・報告書作成まで社内で行っているので、

安価で迅速に対応させていただいております。

（飲料水検査等その他水質検査は他社に依頼しています。）

　レジオネラ属菌検査　税込み5,500円