レジオネラ属菌の増殖システム

お元気さまです！！

今回は、レジオネラ属菌の増殖の仕方を説明します。

◆レジオネラ属菌　増殖のシステム

原生生物が入浴者・粉塵・落ち葉等によって浴槽内に侵入する。

原生生物は入浴者の皮脂や老廃物を栄養源とし増殖を始める。

その後、浴槽の壁面や循環配管内部に付着し、原生生物同士が共生を始め、多糖体ポリマーと呼ばれる保護膜に覆われる、この多糖体で覆われた原生生物の塊がバイオフィルム（生物膜）である。

レジオネラ属菌も入浴者・砂埃・落ち葉などによって浴槽内に侵入する。

原生生物が栄養源としてレジオネラ属菌を捕食する。

原生生物またはバイオフィルム内でレジオネラ属菌が内部増殖をおこす。

バイオフィルム内のレジオネラ属菌は生物膜（バイオフィルム）で保護され、塩素などの殺菌剤からも保護されている為、殺菌する事が出来ない。

バイオフィルム内で増殖限界が来ると、膜を破り飛散する。

原生生物（アメーバ）とレジオネラ属菌の関係は、捕食・共生、内部増殖、飛散を繰り返す。

アメーバの内部からレジオネラ属菌が飛散する様子

この様にして、レジオネラ属菌は日々増殖しています。

これに対応するためには正しい知識を持って日頃の衛生管理をすることが求められます。

東工業は、迅速丁寧な検査と薬剤の販売で施設管理の皆様を応援いたします！！

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