老舗温泉旅館でのレジオネラ属菌検出のその後

お元気さまです！！

老舗温泉旅館でのレジオネラ属菌検出の事件は皆様もご存じかと思います。

先日、弊社会員のNPO入浴施設衛生管理推進協議会が主催する「レジオネラ対策シンポジウム」で

お聞きしたお話です。

昨年8月にレジオネラ症を発症された方が、老舗温泉旅館を利用されており、その際保健所に

虚偽の報告をしたそうです。（年に2回しかお湯の入れ換えをしていなかったのに、週1でお湯の入れ換えをしていると…）

昨年11月に保健所が抜き打ちで検査をしたところ、ニュースにもなった3700倍のレジオネラ属菌を

検出し、保健所はすぐに営業を停止し改善命令を出し清掃、消毒、タンクを使用せず

ダイレクトに源泉を浴槽水に引き込むシステムに変更し保健所の再開のOKが出て12月26日に営業を再開しました。

昨年末にはすでに厚生労働省の基準に則った営業をされていたようですが、今年の2月にマスコミが

大きく報道し世間を騒がせることとなりました。

報道後NPO入浴施設衛生管理推進協議会の九州支部の方へ老舗温泉旅館より連絡があり

社員全員の温泉教育を依頼されたそうです。

社員約100人に3回に分けて温泉の講習を実地しました。

現在は毎日完全換水、残留塩素を1日5回測定、月に2回レジオネラ属菌の検査をしている

そうです。

九州支部の方は、老舗旅館の温泉は湯量も豊富、ラドン温泉で安定した温泉である。

スケールも付着しにくく、無色透明でとてもきれいな水だとおっしゃっておりました。

元々素晴らしい源泉がありながら、人の手を加えなさ過ぎて大きな事故に繋がってしまいました。

徹底的な施設管理をこれからも続けていただきたいと思います。

お客様の安心安全のために、施設管理を徹底しましょう！！　　　　　　　　　　　　　　　　　

　レジオネラ属菌検査　税込み5,500円