アリスの部屋
レジオネラ属菌の殺菌法について part4
お元気様です!
本日は「継続的な殺菌処理」をご紹介します。
●単一機能型薬剤
単一機能型薬剤とは、スライムコントロール・レジオネラ属菌の殺菌機能を有するタイプを示します。この
場合、腐食防止・スケール防止機能を有する薬剤を別途注入します。このため、2液型薬剤とも呼ばれてい
ます。
以下にはレジオネラ属菌への殺菌剤を記載します(単一機能型薬剤には抑制タイプは使用しないでください
)。
(1)レジオネラ属菌の殺菌剤例
1)酸化剤
冷却水中に2~5mg/Lの残留塩素濃度を維持すれば、レジオネラ属菌に対する殺菌効果が得られます。し
かし、鉄、銅などの金属に腐食性が強いので、実際は、腐食防止剤を併用し0.5mg/L程度の残留塩素濃度
で使用されることが多くあります。
このタイプには個形品もあります。
2)各種有機系殺菌剤
冷却水系に使用される殺菌剤の多くは有機化合物であり、その組成、作用有効濃度は様々です。
(表-1、表-2)
(2)薬剤ごとの添加方法
1)酸化剤
塩素は酸化力が強いので、高濃度の衝撃添加方法は冷凍機の熱交換器材質(銅、SUS材)又は、配管材
質(鉄、SUS材)を傷めやすいため低濃度の連続添加方法をお願いします。
2)有機系殺菌剤
連続注入により、殺菌剤の有効成分を常に残留させることも有効ですが、ランニングコストの関係上、
衝撃添加方法が望まれます。投入間隔はレジオネラ属菌数を減少させた後に、菌数が立ち上がるまでの
期間の殺菌効果持続期間が目安となり、季節にもよりますが一般的には2~7日です。
(抗レジオネラ用空調水処理剤協議会のHP「レジオネラ症防止対策」参照)
https://www.legikyo.gr.jp/taisaku/taisaku2.html
レジオネラ属菌検査 税込み5,500円
浴槽水4項目検査 税込み7,700円
原水等6項目検査 税込み8,250円
安く・早く・正確にをモットーに行っております。