アリスの部屋
抗レジオネラ空調水処理剤を効果的にご使用頂くために ~part2~
お元気様です!
本日は「抗レジオネラ空調水処理剤を効果的にご使用頂くために part2」をご紹介します。
●抗レジオネラ薬剤の有効成分濃度が低下する要因が存在する場合
1)スライムによる系内汚染がある
(原因) 抗レジオネラ薬剤は、冷却水系内にスライム汚染が存在する場合、有効成分がスライムによ
り消耗され、有効濃度不足によりレジオネラ属菌の抑制が不十分となる場合があります。
(対策) スライム汚染状況を確認し、冷却塔や冷却水の水管の清掃または添加量を標準推奨量よりも
増やすなどの対策が必要です。又、スライム汚染が著しい場合には、化学洗浄も有効な方法
です。
2)補給水水質や周辺環境の影響がある場合
(原因) 補給水水質や周辺環境により冷却水中へのアンモニアの混入、高COD(化学的酸素要求量)
条件や窒素、リンなど微生物栄養源が高濃度となる場合は、スライム汚染の要因となるばか
りでなく、抗レジオネラ薬剤の有効成分によっては有効性の低下や消耗が激しくなる要因と
なります
(対策)これらの状況に対応した抗レジオネラ薬剤の有効成分の選定または添加濃度の見直しや水質
管理値の再設定が必要となります。なお、周辺環境の見直しが必要な場合もあります。
3)冷却水系統内での滞留時間が長い時に、分解・消耗が起こる場合
(原因)抗レジオネラ薬剤を冷却水補給水量に対して比例注入している場合は、負荷の低下により補
給水量が低下すると補給水に対する添加量が適正であっても冷却水循環系内に長時間滞留す
る条件となり、有効成分の分解・消耗を招きます。また冷却塔稼働率の低下により停止時間
が長くなる場合や極度の高濃縮環境においても同様の減少が生じます。
(対策)冷却水の入れ替わりが少なく滞留時間が極端に長くなる場合は、定期的な一括添加の併用や
適切なブローの実施等の対策が必要となります。
(抗レジオネラ用空調水処理剤協議会のHP「レジオネラ症防止対策」参照)
https://www.legikyo.gr.jp/taisaku/taisaku2.html
レジオネラ属菌検査 税込み5,500円
浴槽水4項目検査 税込み7,700円
原水等6項目検査 税込み8,250円
安く・早く・正確にをモットーに行っております。